中高大学生対象に主権者教育シンポ 与野党議員が登壇

会場には多くの大学生や中高生が集った
会場には多くの大学生や中高生が集った

今夏の参院選から18歳選挙が実施されるのを前に、玉川大学は5月10日、与野党の若手国会議員を招いて「18歳選挙権と参院選」をテーマにシンポジウムを開いた。同学の大学生と同学園の中高生ら356人が来場し、各党の政策について耳を傾けた。

高校生からは「18歳になったら選挙に行く」、教員志望の学生からは学校教育での政治的中立性に関連した声などが聞かれた。

この日、パネリストを務めたのは、自民党の福田達夫衆院議員と公明党の遠山清彦衆院議員、民進党の木内孝胤衆院議員、共産党の辰巳孝太郎参院議員の4人。

コーディネーターにはフリーランスの政治解説者で中教審委員の篠原文也氏を迎えた。

まずは各党が若者に向けて政策をアピール。

福田衆院議員はアベノミクスの成果を挙げた上で「誰でも社会で活躍できる『1億総活躍社会』の実現を目指している」と呼び掛けた。

遠山衆院議員は「政府を支える与党の重点政策を進める」と強調。さらに「若者と女性の活躍を推し進める」と語る。

野党の木内衆院議員は「公共事業を減らし人への投資を増やす」として幼児教育無償化を訴えた。

辰巳参院議員は給付型奨学金の創設や最低賃金を1500円に上げ、ブラック企業・バイトの撲滅を公約に掲げるとした。

高校生の政治活動を一定の要件で認めた文科省の通知については、全国会議員が「萎縮させるのではないか」として反対の声を上げた。

さらには、「被選挙年齢の引き下げも考えている。特に地方議員」と福田衆院議員。

遠山衆院議員も「参院と市長は25歳に、市区町村議員は20歳に被選挙年齢を引き下げては」と同調した。

このほか安全保障関連法などに話が及び、白熱した議論が行われた。

国会議員の話を聞いた多くの来場者は政治に関心をもった。

教員を目指しているという同学3年生の藤井祐輔さん(20)は国会議員の話を聞いて「主権者教育を指導することもあると思う。いろいろな政党の政策を子どもたちに説明しないといけない」と、政治的中立性の重要性を語った。

高校2年生の村田百美さん(16)は「議員の話を聞いて刺激を受けた。政治を勉強して18歳になったら必ず選挙に行きたい」と話していた。

このほか、「今までは政治に関心がなかったが、これを機会に、各政党の公約を調べるなどして勉強したい」と語る高校生もいた。

関連記事