非常勤講師研修の充実求める 家庭、技術・家庭WG

教員の資質向上について議論された
教員の資質向上について議論された

文科省は5月11日、中教審初中教育分科会教育課程部会の家庭、技術・家庭ワーキンググループ(WG)の第8回会合を開き、高等学校家庭科の科目構成の見直し、教員の資質向上について議論した。委員からは、臨時免許状を持つ教員や非常勤講師による指導について「研修を充実させるべき」との意見が出た。

家庭科は共通科目として現行の「家庭基礎」(2単位)、「家庭総合」(4単位)、「生活デザイン」(4単位)の3科目から必履修科目として1科目を選択履修するとしてきたが、内容を再構成し「家庭基礎(仮称)」「家庭総合(仮称)」の2科目とすると提示された。

「家庭基礎(仮称)」では自立して生活する力の育成が求められ、「家庭総合(仮称)」では調査・研究、観察・見学、交流活動等の実践的・体験的な学習の充実が求められた。

これに対して委員から「実践するとの意味では2科目は良い」「選択肢は多い方が良いのではないか。慎重に検討すべき」との意見が出された。

教員の資質向上に関して、臨時免許状を持つ教員や非常勤講師による指導について「学校にずっといるわけではないため、地域の人のことまで考えて指導するのは難しい」との声も。多くの委員から「研修を充実させるべき」「常勤講師が必要」と意見が出た。

また現行学習指導要領の成果と課題で示された「子どもたちが家族の一員として協力することへの関心の低さ、家族や地域の人との関わり、社会に参画しようとする力の育成や家庭での実践が不十分である原因が家庭や地域の教育力の低下」との表記に対して委員からは「教育力の低下を全ての原因にしてはいけない。両親が共働き、ひとり親世帯など、家族の形態が多様化しているため社会状況に合わせた文言にするべき」との意見が出た。

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