青年海外協力隊訓練とからめ体験型研修 都が高校生に

国際社会の一員としての自覚を深めさせたい
国際社会の一員としての自覚を深めさせたい

都教委は、(独)国際協力機構(JICA)と連携し、都立高校生を対象にした今年度の「東京グローバル・ユース・キャンプ」を7月から10月にかけて実施する。

高校生をJICA青年海外協力隊の派遣前訓練と関連づけた研修に参加させ、国際社会の一員としての自覚、社会貢献への意欲、主体的な行動力育成を図るのがねらい。

活動は、▽入校式、事前研修▽宿泊研修▽事後研修▽修了式、報告会――との流れで推進。事前研修では、青年海外協力隊の活動や世界を見るをテーマにした講義と演習、宿泊研修では世界を見る力、自分と他人の能力を引き出すという視点のワークショップ、青年海外協力隊員との交流などを行う。

これらに共通する特徴は、▽世界を見る▽つながる、つなげる▽自分と他人の能力を引き出す▽未来を創る――視点。

具体的には、途上国の複数の家族と少ない家財道具が写った写真を見つめ、豊かさについて考えたり、途上国復興に向けた互いの町づくりプランの報告、検証を行ったりする。野外アクティビティーとして、過去には途上国の暮らしの一部を疑似体験する「まきの火おこし」も行った。高校生の立場を踏まえ、協力隊員になったつもりで希望する派遣国や支援分野に応じた活動のシミュレーションも考える。

昨年の参加生徒は、異なる学校の生徒同士でグループを組み、活動に携わっていく中で、初めは戸惑いながらも、徐々に協力関係を深めていく様子が見られたと意義を示している。

都教委では、「活動を通じて国際社会の一員としての自覚や社会貢献への意欲を育んでほしい」などと、生徒への期待とエールを送る。

入校式は7月3日に文京区の都教職員研修センターで実施。宿泊研修は、第Ⅰ期を8月15~20日、第Ⅱ期を8月22~27日にJICAの長野県駒ヶ根訓練所か福島県二本松訓練所で開催する予定。

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