教員間での連携求める 言語能力向上で

指導の連携について議論された
指導の連携について議論された

中教審初中教育分科会教育課程部会は5月12日、文科省で言語能力の向上に関する特別チームの第5回会合を開き、「国語科」と「外国語活動・外国語科」を通じて育成すべき言語能力や指導の連携、教材の在り方について議論した。

教員の指導連携について委員が「気軽に話せる雰囲気作りを校長とともに行っていく必要がある」と語った。

外国語科の英語とひとくくりにしても、発音が異なる英語が多様に存在している。育成すべき資質・能力の中に「音声の訓練やそれを育てる仕組みが必要」との提案が委員からあった。

「国語科」と「外国語活動・外国語科」の学習連携を意識した教材として、外国語に翻訳された日本の古典、短歌・俳句、現代文等や日本語に翻訳された海外の作品を教材として扱う方法が示されたが、委員からは「全てを教科書に盛り込まなければならなくなる。具体例の幅を広げる必要がある」「教科書教材に沿った教育が行われているため、教材の在り方をもっと検討していくべき」との意見が出た。

国語科と外国語活動の連携について、ロバート・キャンベル東京大学大学院総合文化研究科教授は「どの学年でどういう学びを深めていくか、段階を踏めばより明確にできる」と述べた。

学校全体としての指導体制については、担当教員を中心とする連携体制が求められた。これに対して委員からは「堅い感じではなく、日常的にいつでも授業参観ができるようなものが良い。休み時間に教員同士が気軽に話せるような雰囲気作りを校長と一緒に行っていけば連携がうまくできるのではないか」との声が上がった。

関連記事