組体操のピラミッドとタワー取りやめ 福岡市教委

運動会シーズンを前に福岡市教委は、組体操の「タワー」と「ピラミッド」について、全市立学校の運動会・体育大会で実施しないと、このほど発表した。

同市では、子どもの安全を最優先するために、「運動会・体育大会における組体操の取り扱いについて」通知し、「タワー及びピラミッドを実施しない」「タワー及びピラミッド以外の技を取り入れた演技を行う場合は、『組体操』の用語を使わず、『集団演技』とする」とした。

これは、スポーツ庁が3月25日に発出した通知「組体操等による事故の防止について」を受けた措置。同庁の通知では「確実に安全な状態で実施できるかどうかをしっかりと確認し、できないと判断される場合には実施を見合わせること」と言及。市教委は、「その状況ではない」と判断した。

同市教委教育センターによると、昨年度、組体操で、小学校で1件(骨折)、中学校で3件(うち2件が骨折、1件が打撲)の負傷事故が起きている。

今年度は、市立小学校143校中107校が、中学校では69校中59校が組体操を予定していた。そのうち小学校では、89校でピラミッドを、72校でタワーを、中学校では、50校でピラミッドを、32校でタワーを実施予定だった。市教委の決定を受けて、全学校でピラミッドとタワーの取りやめを決めた。

ただし、いわゆる平面型の3人で行う2段ピラミッドについては、集団演技として実施可能としている。

今後、各学校は、それぞれが作成した運動会・体育大会のマニュアルに沿って、安全指導に万全を期すとしている。

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