小6向けに薬物乱用防止指導資料 横浜市が今年度中に

厚労省サイトの薬物乱用防止に関する情報から
厚労省サイトの薬物乱用防止に関する情報から

横浜市教委は今年度中に、小学校6年生を対象にした危険ドラッグの正しい知識や理解を図るための指導資料を作成する。現在、市立小学校で実施している薬物乱用防止教室での使用教材をベースに、「薬物使用の危険性」などをクイズ形式で問い、理解を深められる内容にする予定。同教室での子どもたちの学びの様子を踏まえ、教材に反映させたいとしている。

新教材は、同教室で使用している教材内容を下敷きに、改良を加えて作成する。「危険な薬物クイズ」を盛り込んだ構成とし、「1回試すだけなら薬物乱用には当たらないか」「取り締まりを避けるため化学構造を変えた『危険ドラッグ』の所持や利用でも捕まるか」などを問い掛ける。

解答では、乱用の定義として「医薬品を正しい目的以外で使ったり、不正な使い方をしたりする」「医薬品以外の化学物質を不正に使用する」と説明。間違った目的で薬物を使用するのは、1回の使用でも乱用になると注意喚起する。

子どもたちにそれぞれの問題の正誤を考えさせながら、「周りに流されず、薬物はきっぱり断ろう」と促し、薬物についての正しい知識の提供と向き合い方のヒントを示す。

元になる教材は、(一社)横浜市薬剤師会などの協力も得ている。

同市教委では、昨年12月から今年2月にかけて市立小・中学校に「薬物、たばこ、酒」についての調査を実施。その結果、子どもたちが危険ドラッグを比較的身近に感じているのが分かったため、同資料作成を進めていくと話す。

来年度以降は、小5を対象にした薬物、飲酒、喫煙の危険を啓発する教材開発も予定。小学校段階からの継続的な学びを目指す。

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