教育で女性のエンパワーメント促進 G7に向けて訴え

途上国の女性教育支援の取り組みも説明
途上国の女性教育支援の取り組みも説明

上智大学、(独)国際協力機構(JICA)、教育のためのグローバルパートナーシップ(GPE)は5月17日、東京都千代田区の同学で「教育による女子、女性のエンパワーメント」をテーマにした国際シンポジウムを開いた。女性について議論を深める予定のG7伊勢志摩サミットを前に、教育を通じた女性の活躍や社会変革へのアピールを、講演やステートメントを通じて投げ掛けた。

小池百合子衆議院議員は、超党派の議員連盟で進めるトルコに逃れたシリア難民の子どもたちへの学校建設を報告。世界で3~18歳の子どもたち7500万人が修学の機会を得られない中で、女子は特に厳しい状況に置かれていると警鐘を鳴らす。

同パートナーシップのアリス・オルブライトCEOも、途上国を中心に女性の教育機会やエンパワーメントが損なわれている状況を課題視。女性への教育充実は、家族の経済問題から地域コミュニティー活性化など、さまざまな分野に大きな恩恵を与えると意義を訴えた。

ステートメントでは、G7各国を含む世界のリーダーは、「全ての持続可能な開発目標の達成のため、女子、女性の教育は、最も重要な投資の一つだと認識し、社会、経済の発展や社会への平等な参画、人間の安全保障の実現を下支えするものとしても理解を深めている」と指摘。

しかし、「女子、女性が学校に通い、質の高い教育にアクセスするには、いまだにいくつも障壁がある」と強調する。

そのため、「教育セクターの政策や計画に、ジェンダー課題に対応した視点を取り込むのが重要で、社会のあらゆる分野で女性のリーダーをエンパワーし、確保するのが大切。既存のリソースをより効果的に生かし、女子、女性教育の国内資金や外部の支援を増加する努力、能力強化の取り組み、協調が重要になる」と提言を示した。

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