熊本地震で修学旅行キャンセル続出 文科省が実施要請

一連の熊本地震の影響で、九州への修学旅行の取りやめが相次いでいる。その状況を受けて文科省は、観光庁からの依頼により、各都道府県・指定都市教委などに向けて、「風評にまどわされることなく」と、修学旅行の実施を要請する通知を発出した。

通知では、熊本、大分両県だけでなく、九州地方での修学旅行の取りやめが来年以降も含めて相次いでいると指摘している。

現時点では、「一部の被災地域を除き、日常生活は平常通り営まれている」として、交通機関や宿泊施設、観光施設も通常通り営業が行われている状況にあると説明している。

九州は、関西地方の中学校や高校の修学旅行先として人気がある。通常は4月から6月初旬にかけてピークを迎える。

修学旅行の運行を手がける熊本市に本社がある県内最大手の九州産交バスによると、修学旅行のキャンセルが相次いでいるという。

震災前には中・高校58校の修学旅行を引き受けていたが、35校が取りやめた。このうち5校は9月に変更した。

同社の担当者は、「一部被災地除く熊本県や福岡県、長崎県といった九州地方のホテルなどでは通常営業しているので、安心して修学旅行に来てほしい」と呼び掛けている。

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