へき地25校に助成金 自由研究に対して

(公財)みずほ教育福祉財団は、「へき地教育研究助成(自由研究)」の助成金各5万円を、全国の25小・中学校に贈呈した。児童生徒が教員と一緒になって郷土の文化や、伝統芸能の継承など各地域での自主的なテーマに基づく学習や研究活動を支援するもの。

自由研究のいくつかの取り組みを挙げると――。

宮城県丸森町立大内小学校(準へき地/山間/児童83人)は、東日本大震災から5年。放射線量が落ち着き、栽培活動を行える環境になった。町の特産品はヤーコン。それが特産になったいきさつや栄養価、調理体験販売体験を行い、地元の人とふれあいながら食文化や歴史に触れる。

長野県川上村立川上第二小学校(へき地1級/農業・山間/児童78人)は、特産材カラマツの育苗、植樹、伐採、工作を体験。主産業であった林業に関わり、実感を通して郷土の山林に関心を持ち林業の担う大切さを学ぶ。

広島県北広島町立新庄小学校(特別地/山間/児童59人)は、美容食として注目される赤米の栽培や特性を生かした商品開発も行う。お囃子と田植え歌に合わせながら行う田植え行事「新庄のはやし田」の伝承活動にも取り組む。郷土愛を持ち地域貢献について考えるのが目的。

高知県黒潮町立拳ノ川小学校(へき地1級/山間/児童18人)は、地域に残る若山コウゾの栽培、収穫から和紙づくりの体験を通じて地域の伝統産業に触れる。地域の人と協力しながら栽培し、交流を深めていく。

熊本県上天草市立維和小学校(特別地/漁業/児童54人)は、郷土の伝統芸能の保存と伝承とし「雨乞いドラ太鼓」を学ぶ。保存会の方の指導のもと、ドラ太鼓を練習し発表する。地域の人との関わりを通して郷土に対する愛着や誇りに思う心を育てる。

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