学位価値の周知が必要 専門職大学院WG

学位の価値について議論した
学位の価値について議論した

文科省で5月24日、中教審初中教育分科会教育課程部会による専門職大学院ワーキンググループ(WG)の第6回会合が開かれ、専門職大学院での学位や評価について議論された。

大阪大学未来戦略機構の川嶋太津夫教授は「学位の価値を社会にどう知らせていくのか考えていくべき」と述べた。

専門職大学院には「実践的な教育を行うよう専攻分野に応じ事例研究、現地調査又は双方向若しくは多方向に行われる討論若しくは質疑応答その他の適切な方法により授業を行う」(専門職大学院設置基準8条)との配慮が求められている。これに関連し、専門職大学院で実践的な授業として行う企業内実習について、一定時間以上の履修を義務付ける方向性を示した。

専門職学位を有するメリットの周知が必要と提示されたのに対し、同教授は「学位の価値を社会や企業、採用担当者などにどう知らせていくのか考えていくべきだ。卒業生の活躍も情報公開すべきだとは思うが、活躍しているかどうかの判断が難しい」と述べた。

また管理職向けの学校経営や実践力養成など、さまざまなコースを持つ教職大学院についても触れ、「それぞれのコースや専門に応じた学位ができると良いのでは」との意見を出し、「そのためには学位価値の明確化する必要がある」と訴えた。

評価に関しては、機関別・分野別の認証評価が可能とされたのに対し、委員からは「分野に踏み込んだ評価を行うべき」との声が上がった。

認証評価とは、大学・短大・高等専門学校・専門職大学院に対し、文科大臣の認証を受けた評価機関による評価を7年以内(専門職大学院は5年以内)ごとに受けるのを義務付けした制度。認証評価機関は、評価の過程で、地方公共団体や民間企業等の関係者から意見を聞かなければならないとする省令改正を実施(平成28年3月31日公布)している。

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