福井県がサイエンス博士事業 独自実験を学校に提供

福井県教委は、理科や算数・数学の専門知識をもつ人材を「サイエンス博士」として登録。県内小・中学校などに派遣して独自講座を提供する事業を、今月から来年3月まで実施する。

同事業は、小・中学生の理科や算数・数学の興味、関心を高めるのを目的に行う。登録されたサイエンス博士が、小・中学校や公民館、児童館など、子どもたちが集う場所に出張。授業や放課後のクラブ活動、公民館や児童館活動などで、さまざまな科学実験や独自講座を行う。合わせて133講座を提供する予定。

物理分野では、音の秘密を探る小学生対象のサイエンスショー「あれこれ音っと」を実施。さまざまな道具を使っていろいろな音を出し、その秘密を探る。小学生高学年から中学生を対象にした「超伝導リニア新幹線模型走行模擬実験」では、新幹線模型を磁気浮上で走らせる。実験を通して超伝導体に固有の性質を生むマイスナー効果やピン止め効果についても学ぶ。

化学分野では、「環境に優しいスライムを作ろう」をテーマに、歯磨き粉などの粘りを生む材料「グアガム」を使ってスライム作りを楽しむ。

生物と環境分野では、「小さな生物の大きな生きるパワー」と題し、バッタが自分の体長の何十倍もの距離を飛べる謎などを考え、昆虫の体の不思議とその理想的な仕組みに迫る。

同博士には、学校の教員や大学の教職員、研究機関や企業関係者とそのOBなどの登録実績がある。

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