他者の尊重からより良い社会へ 社会科WG

小・中・高校で育成すべき資質・能力について議論された
小・中・高校で育成すべき資質・能力について議論された

中教審初中教育分科会教育課程部会は文科省で5月26日、社会・地理歴史・公民ワーキンググループ(WG)の第13回会合を開いた。小・中・高校を通じて育成すべき資質・能力や科目内容、教材について議論した。

委員からは「より良い社会の実現に向け、他者を尊重するとの表現がもっとあると良いのでは」との意見があった。

育成すべき資質・能力について、高校地理歴史科、公民科では「社会的な見方・考え方を働かせて広い視野に立ち、グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家および社会の有為な形成者に必要な公民としての資質・能力」の育成が示され、小・中学校社会科では「社会的な見方・考え方を働かせて広い視野に立ち、グローバル化する国際社会に主体的に生きる平和で民主的な国家および社会の形成者に必要な公民としての資質・能力の基礎」の育成が適当とされた。

これに対して委員からは「現代社会のグローバル化に対応したより良い社会の実現に向け、他者を尊重するとの表現がもっとあると良いのでは」との声が上がった。

高校の公民科では、新必履修科目として「公共(仮称)」が、新選択科目として「倫理(仮称)」「政治・経済(仮称)」が設置されると示されている。

これに対して委員からは「公共で学んだ内容を倫理や政治・経済で再び学ぶなど、くり返しが起こらないように学習内容の設定を行っていくべき」との意見が出た。また「公共(仮称)」の内容について「内容が細かすぎない方が、先生たちもやりやすいのでは」と述べる委員も。

小学校社会科では、社会的事象の見方・考え方の育成やグローバル化への対応を図るとの目的から、これまで4年生から配布されていた「教科用図書 地図」を、3年生から配布するとされた。

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