子どもたちにストレス 益城町の632人が訴える

被災地で子どもたちの世話をする地元の高校生
被災地で子どもたちの世話をする地元の高校生

熊本地震で震度7の揺れに2度見舞われ、被害が大きかった熊本県益城町に住んでいる子どもたちの多くが、震災の影響でいらいらしたり、寝付けなかったりと、ストレスを感じているのが、同町教委の調査で明らかになった。県教委は同町を含む7市町村に、来月から延べ608人のスクールカウンセラー(SC)を派遣する。

5月20日現在で、同町内の小・中学校7校を対象に、児童生徒約3千人について調査した。

震災によるストレを感じていると答えたのは632人。このうち児童が552人で、児童全体の27%に上った。

調査によると、「怖くて家に入れない」「親から離れられない」「突然泣き出す」など情緒不安定な行動があるという。生徒80人も震災の影響を受けている。

町内にある小学校3校、中学校1校には毎日、SCを派遣しており、児童生徒の心のケアを行っている。残りの小・中学校には、週2~3回、SCを巡回させている。

同町教委担当者は「SCの増員を県に要請したが、まずは子どもたちとSCとの信頼関係を築いて、心のケアをしていきたい」と語った。

町内の小・中学校は既に再開しているが、同町立木山中学校の校舎は損壊が激しく、近くの小学校で授業を行っている。同校の半数の生徒が避難所から通学しているのが現状だ。