DV被害母子をケア 全市町村で展開は全国初

埼玉県は、ドメスティックバイオレンス(DV)で被害を受けた母子の心のケア推進に向けた心理教育プログラム「びーらぶ」の開発と段階的な活用事業を、今年度から、県内全市町村との共催で幅広く展開している。市町村が広域で連携し、DV被害の親子に心のケアを実施するのは全国初の取り組み。

同プログラムは、暴力を受けた子どもと母親に「社会から愛されている大切な存在」というメッセージを届けたいと名付けられた。子どもの発達を踏まえた親子別の活動を並行実施し、それぞれで暴力に関する情報と対処スキルを学べるのが特徴。安心、安全な場で暴力的でない関係の作り方を学び、母と子の相互関係改善も図る。

子どもの活動では、就学前と低学年コースを設定。怒りと暴力の違いを知り、怒りを暴力以外の方法で伝える視点を考える。自尊心の回復を目指して肯定的なメッセージのシャワーを浴びる機会も設ける。

共通した暴力経験のある親子が共にプログラムに参加し、グループでの話し合いや自由な遊びなども交えて、自己肯定感を高めていく。参加費は無料。

詳細は同県県民生活部男女共同参画課DV対策担当/℡048(830)2925 。

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