各地の事例など収載 平成28年版子供・若者白書 内閣府

内閣府の平成28年版の子供・若者白書(「平成27年度子ども・若者の状況及び子ども・若者育成支援施策の実施状況」A4判241ページ)が5月31日の閣議で了承され、発表された。重点課題は(1)全ての子供・若者の健やかな育成(2)困難を有する子供・若者やその家族の支援(3)子供・若者の成長のための社会環境の整備(4)子供・若者の成長を支える担い手の養成(5)創造的な未来を切り拓く子供・若者の応援――の5つ。これらを基本方針とし、白書はこれらの方針に沿って章立てされた。

子供・若者を取り巻く現状について、さまざまな資料や統計から描き、施策を練り、次世代の社会を担う健やかな成長を目指す。

実例コラムには、各種の活動が掲載されている。

18歳以上選挙権の実現による若者の投票率向上を目指したNPO法人ドットジェイピーでは「私が知事・市長だったら30年後、この自治体をどうしたいか」など、地域の未来を自分で考える政策コンテストや社会学習プログラムを提供。

子どもの貧困や格差問題では、さまざまな事情を抱えた子どもたちに無料または格安で食事を提供している「子供食堂」の取り組みをまとめた。配膳などを地域のボランティアが担当。地域ぐるみで交流している。

不登校に陥った学生を訪問支援する人材を養成し、実施して改善が見られたとの実践も。

基本方針は、2月に決定した「子供・若者育成支援推進大綱」から来ている。この大綱作成にあたっては、中学生以上から20代までの「ユース特命員」から意見を募った。今後5年間の子供・若者育成支援施策の基本的な方針となる。

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