文科省が運動部活調査へ 多忙化解消にガイドラインも

文科省は、教員の多忙化の一因となっている中・高校の運動部活動について、スポーツ庁を通じて実態調査に乗り出す。今月中にも調査内容をまとめ、来年度にも実施する見込みだ。この結果を踏まえ、運動部活動の休養日がどれくらい必要なのかなどについて、ガイドラインを示す方針だ。

土・日曜日の練習や試合参加などを含めて生じる、いわゆる「ブラック部活」といわれる教員の長時間労働を適正化させるねらいがある。

調査では、練習時間とけがとの相関関係を分析する医科学調査も実施する。学年や競技別に発生しやすいけがの種類や原因などを分析する。

これを基に、適切な練習時間や休養日の在り方を示すガイドラインを作成する。

文科省は、運動部活動に係る教員の多忙化・長時間労働の状況を改善するために、省内に対策チームを設けた。運動部活動に外部指導員を活用する方策などについて議論している。

同省幹部は「スポーツ庁と協議して調査内容などをできるだけ早めに決めたい」と話す。

運動部活動をめぐっては、若手教員が「部活問題対策プロジェクト」という団体を立ち上げ、苦しい現状をネットで訴え、賛同する人々から2万3522人分の署名を集めている。同団体が3月3日に、現状を改善するよう要望書を文科省に提出している。これを受けて馳浩文科相は「そういう超多忙な教員をサポートしていきたい」と支援を表明していた。

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