滋賀県の教員志望者数が増加 過去最多の2757人

滋賀県教委は、平成29年度の公立学校教員採用試験の志願者数が過去40年間で最多の2757人だったと発表した。

不安視されていた小学校の志願倍率は、目標としていた3倍を大きく超え、3.8倍となった。
県教委の担当者は「予想を上回る結果に驚いている」と話す。

志願者数は、小学校826人(昨年643人)、中学校803人(同633人)となり、近年採用のなかった音楽・美術・書道を募った高校は741人(同542人)などとなった。

志願倍率は、小学校3.8倍、中学校6.7倍、高校9.3倍。

県教委が「1つの基準」として目標としてきた小学校の志願倍率3倍は、ここ3年、目標を下回り、2.7倍前後だった。

そのため、来年度採用の試験を、前年よりも9日早い7月9日から始めるようにした。優秀な人材を確保するために、これまで日程が重複していた近隣の京都や大阪と併願できるようにした。

また教育長が大学に出向き、教員志望の学生にPR活動を行うなど、積極的な取り組みをしてきた。

同担当者は「併願可能になったため、増加は見込んでいたが」というが、ここ3年果たせなかった結果となり、胸をなで下ろしている。教育長による取り組みついては「成果はあったと思う。大学で学生に直接、県の教育の良さを伝えていくのは大切」とし、学生らへの声かけなどのPR活動を、今後も続けていく意向を示した。

次年度の目標や取り組みに関しては「受験者数を見てから、具体的に決めていきたい」とした。

県教委は、筆記試験を7月9日に、面接試験を16日と17日に行う。これも、これまで1次試験のうち面接試験を7月中旬に、その1週間後に筆記試験をしていた方式を改めた。

一方、併願が可能となった京都府・市、大阪府の各教委は、滋賀県よりも1週間早い7月2日開始とした。民間企業の面接解禁2カ月前倒しなどを受けた措置という。

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