子どもに愛されている実感を 子どもの家足立

子どもの家足立の5周年記念イベントが行われた
子どもの家足立の5周年記念イベントが行われた

埼玉県八潮市を拠点に活動するNPO法人子どもの家足立の5周年記念イベント「足立等と近隣地域の社会を明るくする集会」が6月11日、同県草加市で開催された。活動報告や講演などが行われた。

埼玉弁護士会元会長の大倉浩弁護士は「子どもがまわりから『愛されている』と実感できる環境作りが大切」と語った。

集会には八潮市の大山忍市長などが出席し、祝辞を述べた。田中和明草加市長からの祝電も。

同法人を創設した竹中ゆきはる理事は、少年少女らに「ここにいるよ」としか伝えられないもどかしさを話し、「子どもたちに必要なのは対話」と語った。これからも子どもたちのために力を尽くしていく意向を示した。

第一部の講演は「少年院法146条退院者からの相談について考える」がテーマ。東北少年院の教官が話した。

少年院法第146条とは、退院者からの相談を求められた場合、少年院の職員がその相談に応じられると定められたもの。

登壇した教官は「裏切られてきたから最初は人を信じようとしないが、そんな子どもたちが劇的に変化していく姿を見られるのが何よりもうれしい」と話した。

「子どもから手紙をもらったとき、心からうれしかった」との声も聞かれた。

教官は退院後の子どもたちとも関わり続けている。

第二部では、「子女名優!!家庭に愛を」とのテーマで、大倉弁護士が講演。

同弁護士は「子どもがまわりから『愛されている』と実感できる環境を作っていくのが大切。伝わりにくいが、しっかり伝えていくべき」と語った。

同法人は、今後も保護や訓練が必要な子どもたちへの支援活動を続けていく。

「子どもの家足立」は、家庭的に恵まれない子どもたちの保護施設。1人でも多くの子どもたちが、1日も早く社会復帰できるよう設立したという。

思想理念として、▽足立区と近隣地域の社会を明るくする会・団体を目指す▽子どもたちの親を肯定も否定もしない▽子どもたちの社会復帰と自立を目指す▽子どもたちの就職活動への助言――などの十則が挙げられている。

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