高校生向けに選挙DVD 埼玉県選挙管理委員会が制作

埼玉県選挙管理委員会は、新たな有権者になる高校3年生を中心に、選挙や政治に関心と理解を深めてもらうための啓発DVDを制作。県内全公立高校に配布した。

タイトルは「正しく知る1票の意味―高校生のための選挙講座」。選挙権年齢18歳引き下げの背景から、選挙の種類や選挙運動、投票の仕方、期日前・不在者投票制度などまで、11の説明項目を設けている。

「選挙権年齢引き下げの背景」では、近年、20歳代の若者投票率が県内で40%程度と低下している課題を指摘。未来の日本を支える若者が政治をしっかり考え、積極的に参加してほしいとの思いを込めて解説。

18歳以上で選挙権を得られる国として、アメリカ、イギリス、イタリア、カナダなどを挙げる。同年齢での選挙権は、世界の約9割に当たるという国際的大勢も示し、日本での引き下げも世界の流れに対応したものだとする。

「選挙Q&A」では、「投票日当日に部活動の試合があって投票に行けない。投票はできないのか」「家に届いた投票所入場券を紛失した場合も投票できるか」「ある候補者への投票を呼び掛けるチラシ配布のアルバイトはできるのか」など、高校生が初めての投票に向けて抱える素朴な疑問を網羅している。

答えには丁寧な解説が付き、「公示日または告示日翌日から投票日の前日まで期日前投票ができる」「選挙人名簿と照合し、本人と確認できれば投票できる」「選挙運動は原則、自発的に無報酬で行うものとされ、チラシ配布の報酬は受け取れない」などと分かりやすく示される。

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