東京都小金井市教委は今年度中に、「勇気と希望がわいてくる魔法の言葉集」第2集(リーフレット)を発行する。3月末に発行された第1集に続く内容。
同市教委は、大きな教育テーマとして「命」を掲げている。リーフレットは、その重要施策の1つとして制作されている。
第2集のねらいも前作と同様。子どもたちが命の大切さを感じ取り、自他の命を尊重する態度を身に付け、夢や希望を持ち、自己肯定感を高めるのを目指す。
前作から「言葉」を拾うと――。
「わたしがいれば」=土曜日と日曜に、りょう親がしごとがある日は、おじいちゃんの家にいきます。そのときに弟が、わたしがいればだいじょうぶと言ってくれます。それがわたしにとっての心にのこるとっておきのことばです。(小2)
「それでも俺は、お前にトスをあげるよ」=高校のバレー部で、スパイクの不調に苦しみ、アタッカーを辞めたいと悩みました。セッターであった親友に思いを伝えたとき、この言葉をくれました。助言や励ましではなく、自分への信頼を語った言葉がその後強い支えになりました。(教員)
制作に当たっては、同市立学校に在籍する全ての児童生徒、保護者、教職員を対象に、「勇気と希望がわく」言葉を募集した。
第1集には、25の「言葉」が掲載されている。市内の全児童生徒に配布され、各学校で活用されている。