データ生かして統計を学ぶ 新潟県が小中に出前授業

新潟県と同県統計協会は、県内の小・中学校協力校を対象にした統計出前授業を実施する。県の職員などが学校に出向き、県や市の統計を用いながら、データの読み取りやグラフ作成のポイントなどを指導する。現行の学習指導要領で大幅に拡充された統計学習の機会提供と知識向上などを目指す。

出前授業は、同協会が指定した協力校で行う。学校との間で、内容や進行などについて事前に打ち合わせ、同県の統計課職員などが各校に出向いて授業を進める。

クイズやアンケートを織り交ぜ、児童が統計の重要性に理解を深められる内容を工夫している。県や授業校の市町村データを活用した展開なども提供する。さまざまなグラフの種類や特徴を解説し、グラフ作成に取り組む。作成したグラフから情報を読み取る演習にも挑戦する。(公財)統計情報研究開発センターの統計グラフ全国コンクールへの参加を見据え、入賞作品を参考にした学びなどもアレンジできる。

新潟市立笠木小学校では、児童が県のデータにふれながら、米、雪、人口のテーマ別分析を進めた。児童が担当テーマのデータを、棒、折れ線、円グラフに表し、それぞれから読み取れる特徴や傾向をまとめ、発表する授業を展開した。

参加校の教員からは「季節の題材を使った演習が興味深く、児童にも分かりやすい内容だった」「普段の授業の復習にもなった」と、出前授業の意義が語られた。児童からも「統計が生活に役立ち、大切なものだと分かった」という感想があがっている。

学校の要望に応じて課外活動や部活動でも実施できる。

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