特別活動の議論が取りまとまる 第8回会合で

特別活動についての議論が取りまとめられた
特別活動についての議論が取りまとめられた

文科省の特別活動ワーキンググループ(WC)は6月22日、▽育成すべき資質・能力▽教育課程全体における特別活動の役割▽必要な条件整備等についての案を取りまとめた。

案では、育成すべき資質・能力は(1)人間関係形成(2)社会参画(3)自己実現――の3つの視点を手がかりに整理された。

(1)は、集団の中で、人間関係を自主的、実践的によりよいものへと形成する(2)は、よりよい学級・学校作りなど、集団や社会に参画しさまざまな問題を主体的に解決しようとする(3)は、集団の中で、現在および将来の自己の生活の課題を発見し、よりよく改善しようとする――視点である。

これらの視点から▽多様な他者と協働するさまざまな集団活動の意義の理解▽所属する集団や自己の生活上の課題解決のために話し合い、意思決定し、人間関係をよりよく構築する力▽人間としての生き方についての考えを深め自己実現を深める態度――を育む必要があるとされた。

特別活動は(1)特別活動の各活動において資質・能力を育む(2)各教科におけるより主体的・対話的で深い学びの実現につなげていく(3)教育課程外も含め学校文化の形成等を通じて学校全体の目標の実現につなげていく――と示された。

また、必要な条件整備等については▽教員研修▽チームとしての学校の視点▽学校間の連携▽地域との連携、協働▽家庭との連携▽小規模校における工夫――が挙げられた。

特別活動の教育内容に関しては具体的に▽キャリア教育▽防災を含む安全教育▽食▽主権者教育▽障害者理解、国際理解▽集団宿泊活動▽情報活用能力とプログラミング――の視点からまとめられている。

こうした案について福岡県教育センターの和田美千代教育指導部長は「現職の教員にも分かるように見えるようにしてもらいたい」と注文を付けた。

特定非営利活動法人スクール・アドバイズ・ネットワークの生重幸恵理事長は「校長の経営ビジョンの中に、地域と共有した育成が取り入れられる必要がある。地域も家庭も責任を取っていくのが大切」「やる気のある先生が特別活動に力を注げるようにしてほしい」との意見を出した。

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