独自の鑑賞補助教材を作成 兵庫県の11文化施設が協働

鑑賞補助教材「みゅーかつ帳」
鑑賞補助教材「みゅーかつ帳」

兵庫県の明石市立文化博物館、神戸市立博物館、芦屋市立美術博物館などの11文化施設は、小・中学生の施設見学を楽しくし、豊かな学びにつなげるための鑑賞補助教材「みゅーかつ帳」を作成。7月前半に3市内の全公私立小学校に同教材の引き替え券と告知を載せたチラシ「ミュージアムへの招待状」を配布し、施設活用の促進を図っていく。

教材作成は、文化庁「地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業」を背景に、今年度からスタートした。

3市にある、明石市立文化博物館、神戸アートビレッジセンター、神戸市立博物館、竹中大工道具館、兵庫県立美術館、横尾忠則現代美術館、BBプラザ美術館、神戸市立小磯記念美術館、神戸ファッション美術館、神戸ゆかりの美術館、芦屋市立美術博物館の11施設が連携。同施設に児童生徒が訪れた際に、自分なりの気付きやお気に入りを記録し、ミュージアム見学を楽しく深めてもらおうと教材を作った。

教材対象は小・中学生。1冊に6施設の記録をまとめられる内容になっている。1施設あたりの記録スペースを見開き2ページで確保。気になったり、自分なりの発見があったりした作品の名前や特徴、おすすめポイントを示す項目を設けた。イラストやメモを記したり、資料を貼り付けたりする場所もあって、自分独自の記録帳に仕上げられる。

各施設内の見所が記載されたシールを教材に貼りながらエリアを巡る仕掛けになっていて、さまざまな施設見学に挑戦しながら、学びの意欲を高めるしかけが工夫されている。教材1冊分6施設を巡った記録を各施設の受付に見せると記念品がもらえる。

3市以外の小・中学生も、11施設のホームページから教材を手に入れ、スタンプラリーに参加できる。

各施設は、平成25年度から学校連携の取り組みとして子ども向け講座や出張授業を実施。「みゅーかつ帳」の提供も学校に広く周知し、さらに連携を深めたいとしている。

関連記事