佐賀県の情報窃取で 文科省が安全策に万全をと通知

佐賀県教委の情報教育システムが不正にアクセスされ、生徒の個人情報などが窃取された問題で文科省は7月4日、全国の教委などに向けて情報システムのセキュリティ対策を徹底するよう、通知を発出した。

「教育の情報化に伴う情報セキュリティの確保ついて」と題する通知は、有松育子生涯学習政策局長名と、藤原誠初中教育局長名で発出された。同県教委での事案について「生徒や保護者の信頼を失う重大な事態」と指摘。不正アクセスなどで学校の情報システムから個人情報が漏えいするのを防ぐための対策を点検し、情報セキュリティ確保に万全を期すよう求めている。

同県教委によると、情報の一括管理を目的に全国に先駆けて平成25年度から導入した教育情報システム「SEI-Net」と、26年度から学校ごとに運用している校内LANから合わせてファイル約21万件が窃取された。このなかには、生徒や教員の個人情報のほか、学習成績、家庭環境調査書類などがあった。

文科省の担当者は「佐賀県教委に事案の状況報告を求めている。どこが問題だったのか検証する必要がある」と話す。さらに「同県教委の調査報告書を基に、有識者会議で情報セキュリティ対策の具体的な方策について検討する」としている。

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