高校生が選挙立会人に 東京都練馬区の期日前投票で

投票を見つめる中で有権者としての意識が高まった
投票を見つめる中で有権者としての意識が高まった

東京都練馬区では、7月10日の参院選での18歳以上選挙権スタートを前に、高校生が選挙立会人となった。

立会人を務めたのは、同区内にある都立高3校の生徒15人。期日前投票所で7月6日、投票を見守った。

同区勤労福祉会館の期日前投票所で立会人となった都立井草高校3年生の北中稜大さんは、真剣な表情で、投票者一人ひとりの様子を見つめた。この経験を通じて「大人として社会の一員になる意識が高まった」と話し、投票権を得た喜びと責任の大きさを噛みしめていた。

同区では、区役所や区民センターなど区内5カ所に設けられた期日前投票所で、新たに有権者となった高校生に立会人の役割を担ってもらった。都立練馬、井草、第四商業の各高校から希望する生徒が参加。同区選挙管理委員会からの立会人の役割などに関するレクチャーを受けた上で、各投票所に配置されている。

北中さんは、勤労福祉会館で、昼過ぎから夜8時まで立会人を務めた。投票箱の前に設けられた座席に座り、次々に訪れる老若男女の投票者を迎えた。年齢が異なる複数の立会人と協働しながら、個々の投票の様子を真剣なまなざしで追っていた。

立会人を希望した理由については「選挙権を得る中で、実際の選挙を学び、実感したいと思った」と説明。この経験を通じて「大人として社会の一員になる意識が高まっている。自分の意見が政治に反映されるという期待と責任も強く感じている」と話した。今後も、自分の投票権を大事にして、政治への参加意識を持ち続け、投票は必ず行くようにしたいとの思いも示した。

同区選管では、選挙権年齢が18歳に引き下げられた公職選挙法改正を「若年層に選挙の重要性を訴える絶好の機会」と捉えている。早期に区内の高校に出向き、模擬投票の授業支援を行ったり、投票所立会人を募ったりしてきた。立会人となった経験から「高校生に直接、選挙の現場に触れてもらい、投票への意識を高めてもらえれば」と願う。

こうした経験を通してしっかりした若年有権者が育ち、投票率向上につながるのも期待している。

井草高校でもこれまで、長らく主権者教育に力を注いできた。7月の参院選を視野に、選挙公報で実際の候補者や政党公約を学習。その上で、リアルな模擬投票を行う実践なども展開している。

関連記事