活性策を話し合う 千葉市立全中学校生徒会が一堂に

生徒会活動の工夫と改善策を模索した
生徒会活動の工夫と改善策を模索した

千葉市教委は、同市立中学校全55校の生徒会会長や役員生徒、教師が一堂に会し、各校生徒会の課題と活性策を話し合う「中学校生徒会交流会」を7月7日、千葉市の教育センターで開いた。数校ごとにグループを組み、それぞれの生徒会運営での課題を話し、共有化。班替えして、他校生徒の意見を参考にしながら、「生徒会会報を多くの人に読んでもらうための4こま漫画掲載と発行回数減」など、改善策の工夫を見いだしていった。

会場には、市内の全市立中学校の生徒会長と役員生徒、教師110人が集まった。数校ずつグループを編成。異なる学校同士で話し合えるように、グループ構成を数回変えていく。この中で、生徒同士や生徒と教師、教師間という多様なバリエーションで話し合った。

最初は、各学校の生徒会運営の1年間を振り返りながら、課題を発表。

幕張中学校は、特色ある取り組みとして、有志の生徒と文化部で、校内の芸術交流発表会などを企画、実施している。課題報告では、部活動壮行会で「各部活動の意気込みを記した垂れ幕を大きく作り過ぎた」とし、あいさつ運動では「担当者が遅刻する。あいさつを返してくれない生徒もいる」などを挙げた。

各校の課題を集約する中で、「生徒会役員を希望する生徒が少ない」「勉強や部活動などと生徒会運営を両立するのが難しい」「活動のマンネリ化」といった大きな課題の柱が見いだされた。

後半は、課題改善や、より良い生徒会を後輩に引き継ぐための視点を中心に話し合った。

活動の活性策に悩む生徒会には、生徒総会などで役員が長々説明するよりも、動画や小劇などを盛り込んだ展開や説明にすると良いのではなどの意見が出た。

自校の事例から、長年変わらなかった体操服の見直しを生徒会と生徒がファッションショーを企画・実施する中で実現させた事例も示された。

生徒会業務効率化と活動の質向上の両立策については、生徒会活動をより多くの生徒に知ってもらうための会報改善を提案。興味を持って多く生徒が手に取ってくれるように、4こま漫画を掲載する、発行回数を減らすといったアイデアが出ていた。

話し合いについて、「自校だけの考えが、みんなと話し合って大きく広げられて良かった」と有意義な協議になったのを喜ぶ感想が聞かれた。多様な意見と話し合いの活性化を生み出すために、多様な小規模グループでの話し合いを行う効用も指摘された。

より良い工夫を生み出す意識として「目標」「見方を変える」という視点も出ていた。

同交流会は、平成22年度から行われている。

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