「SNS東京ノート」 情報モラル教育で補助教材

「SNS東京ノート」Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
「SNS東京ノート」Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

東京都教委は、情報モラル教育の補助教材として「SNS東京ノート」を作成。都内の公立小・中学校の全児童生徒に配布した。

同教材は、授業で活用するのを想定。発達段階に合わせて3種類作成された。小学校1~3年生対象に「SNS東京ノートⅠ」、4~6年生対象に「SNS東京ノートⅡ」、中学生・高校生対象に「SNS東京ノートⅢ」。

授業での活用法を示した「『SNS東京ノート』活用の手引~情報社会を生き抜く資質・能力の向上に向けて」も作成した。

各教材に、情報モラルについて考える事例と、自分の考えを書き込む欄を設けた。教室での話し合い活動を通して、児童生徒のモラル意識を育む工夫がなされている。

また家庭に持ち帰り、保護者らと話し合い、確認し合う欄も設け、各学校が家庭との連携を図りながら指導できるようにした。

内容は、「Ⅰ」には「留守番をしていたときの出来事」など合わせて4事例を収載。SNSやインターネットに関わる事例は扱っていない。「Ⅱ」には「インターネットへの書きこみ」「友達との電子メール」など4事例。「Ⅲ」には「個人情報の掲載」「不適切な書き込み」「個人に対する攻撃」「安易な書き込みとその影響」。

このうち「Ⅱ」の「うわさで聞いた話」をメールで広めた事例については、そこにはどんな問題があるのか。書かれた内容をそのまま信用してよいのか。内容をどのように確かめたらよいのか。自分の考えを書き、学校と家庭から一言書き添える欄がある。

また「Ⅲ」の「不適切な書き込み」では、線路に立ち入っている写真や飲酒している写真をネット上にあげる行為を示し、問題点や将来的に予想される問題を考えさせる。

3種類で合わせて約95万3千部を作成。都内の公立小・中学校と、特別支援学校小学部・中学部の全児童生徒に配布された。

各ノートは、児童生徒が、いじめ等のトラブルや犯罪に巻き込まれないようにするとともに、学習への悪影響を防ぐためとして、平成27年11月に策定された「SNS東京ルール」推進に向けた取り組みの一環。

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