参院選直前に実際の候補者で模擬投票 本番を意識

実際の選挙公報を吟味して候補者を選んだ模擬投票
実際の選挙公報を吟味して候補者を選んだ模擬投票

横浜市立桜丘高校(中島久男校長、生徒数952人)は7月8日、市選挙管理委員会と連携して模擬投票授業を行った。7月10日の参院選を直前に、実際の候補者と政党公約を吟味し、本番さながらに投票の流れを体験する学びとした。

全3年生315人が参加。来る参院選で初めて投票権を得る18歳の生徒80人も含まれている。

前半には、市の選管職員の説明を受けながら、総務、文科両省作成の副教材「私たちが拓く日本の未来」などを生かした授業を展開。実施を直前に控えた中で、実際の候補者と公約を示した選挙公報も使い、本番の投票を意識した。

生徒はそれぞれが関心を持つ政策に着目しながら、各党が実際に力を入れている取り組みと比較。より良い候補者を選ぶ視点や力を磨いた。

後半には、選管職員による演示を踏まえ、生徒が投票の具体的な流れを体験した。体育館には、本物の記載台と投票箱を設置。受付や投票用紙交付、投票立会人役も生徒が担った。

生徒は、実際の選挙の雰囲気を実感しながら、用紙への記載や投票箱への投函などを進めていった。

投票権を持つ山口隆太郎さんは、候補者吟味の視点として「原子力発電や学費など、若者の未来を見据えた政策に注目した」と指摘。選挙権を得て、「これまで政治への関心が乏しかった。政治への意思を示す1票を持つ自覚と責任が深まった」と話す。岡茉由さんは「候補者が掲げる政策だけでなく、実現への財源的裏付けもしっかり見つめたい」と強調。「選挙民として、政治に関するニュースを多面的に読み解く意識を大事にしていきたい」と、新たな思いを語った。

同市教委と市選管では、「主権者教育における連携・協力に関する協定」に基づいて連携。6月から同校と市立戸塚高校定時制で、選挙の出前講座や模擬投票を実施してきた。

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