1割強の児童生徒が今の学年でいじめ経験 熊本市教委

熊本市教委が昨年度実施した「熊本市立小中学校心のアンケート」の結果によれば、1割強の児童生徒が「今の学年になっていじめられたことがある」と回答。携帯電話やスマホの所持率はおよそ8割だった。

調査は昨年11月24日から12月末にかけて、市立小・中学校の全児童生徒を対象に、無記名で実施された。長期欠席や不登校などで回答を得られなかった児童生徒を除き、5万9826人から回答を得た(回収率98.6%)。

いじめに関する問いでは、「今の学年になっていじめられたことがある」と回答した児童生徒は13.3%。このうち「今もいじめは続いている」としたのは、小学校で21.1%、中学校で25.3%だった。また「今もいじめは続いている」と答えた小学生のうち、低学年の割合は46.0%だった。

携帯電話等の所持率は小学校で73.7%、中学校で90.1%。また携帯電話やスマホを所持している児童生徒のうち、(1)「1日平均3時間以上利用する」と答えた児童生徒が8.7%(2)「ネットで悪口を書いたり、仲間外しをしたことがある」は2.1%だった。学校種別では、(1)では小学生6.2%、中学生11.9%、(2)では小学生1.1%、中学生3.4%だった。

携帯電話等に関しては、平成26年度までは小学校5年生以上を対象に調査していたが、27年度からは、所持状況について小学校1年生以上、利用状況について小学校3年生以上に対象を引き下げた。

同市ではこれまで、同アンケートの他に、毎月1回、学校で、いじめの実態を把握するための「きずなアンケート」を実施。今後は、「今の学年になってもいじめられたことがある」と答えた割合の高かった低学年児童への丁寧な対応と、携帯電話等の所持が増加するとの考えから、情報モラルの向上などに力を入れる。

関連記事