プロ野球選手にちなむ出題も 小学生に算数ドリル配布

このほど「夏号」として配布された「マリーンズ算数ドリル小4版」(同球団サイトからダウンロード)
このほど「夏号」として配布された「マリーンズ算数ドリル小4版」(同球団サイトからダウンロード)

千葉ロッテマリーンズは、千葉市教委の後援とNPO法人ちば算数数学を楽しむ会の協力で、小学生対象の「マリーンズ算数ドリル」を学期ごとに年3回作成している。7月11日には、今年度第1回分を同市内の全児童約5万人に無償配布。ドリルには、球団選手やマスコットを題材にした計算や図形問題を多数掲載。学期ごとの復習などに生かしてもらうのを願っている。

ドリルは、小学校全学年分を用意。1年生版では、球団マスコット「マーくん」のイラストを使った数数えと数字を書く問題を掲載。4年生版には、基本とする四角形を複数の問いに沿って変更するとどんな図形になるかなどの問題が盛り込まれている。春の問題集では、井口資仁選手の身長や同選手のホームランボールが飛んだ距離などを適切な単位で表す出題もある。

球団は「学期ごとの復習に生かしてほしい」とドリルの活用を願っている。活躍中の所属選手を題材にした出題などを工夫する中で、児童に、野球や日常生活を通して算数に親しみを抱き、楽しく学んでもらえたらと話す。

今年度の初配布に向けて7月初旬には、市立幸町第三小学校でドリルの贈呈式を開催。同校を訪れた同球団の細谷圭選手は児童に、「失敗を恐れず、たくさんチャレンジしよう」「夏休みは、ドリルを使って算数の復習をしてください」と呼び掛けた。長年の下積みでの努力が一軍の活躍に生きていると、自身の経験に基づく励ましをおくった。

作成協力した同会は、市内の小・中学校教員による算数・数学研究会。市立科学館や公民館などで「おもしろ算数数学教室」「親子算数工作教室」などを行っている。

ドリルは平成23年から作成。同会のサポートで学習指導要領を押さえた内容と特色ある問題を織り交ぜる工夫を図っている。毎年、同市内の全小学校に全児童分配布している。

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