高校生の学習改善で調査研究事業 採択10教委で実践

文科省は、高校生の基礎学力の定着に向けた学習改善のための今年度調査研究事業について、採択した事業として、全国10教委の取り組みを明らかにした。そのいくつかを挙げると――。

北海道教委では、アクティブ・ラーニングを視点に授業改善に取り組む。家庭での学習習慣の定着を図るワークシートや学習課題などの教材開発の推進、読書活動の充実による言語能力の育成を目指す。全道規模の学力テストと結果を比較・分析し、生徒の状態を詳細に把握。「高等学校基礎学力テスト(仮称)」の導入に向けて検討を行う。

実践研究校は、札幌英藍高校普通科。

「高等学校基礎学力テスト(仮称)」については、岡山教委も、導入を踏まえた評価問題の作成実施を目指す。

石川県教委は、ICT機器の活用やペア・グループ学習などによるアクティブ・ラーニングを実践し、主体的、協働的な学びとなる授業改善を行う。外部有識者からも指導や助言を取り入れていく。

実践研究校は、県立松任高校普通科・総合学科。

静岡県教委では、学校設定教科のキャリアアップ教材の開発を進め、必履修科目と効果的に連動させていくことで基礎学力の着実な定着につなげていく。

実践研究校は、県立熱海高校普通科。

福岡県教委は、義務教育段階の学び直しを含め、教材および活用システムの開発を目指す。コンピューターを用いて教材を活用したCBT実施体制の構築を図る。「鍛えて、ほめる」のメソッドで心を鍛え、結果や過程をほめて生徒の可能性を伸ばす。

実践研究校は、県立朝倉東高校普通科・専門学科。

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