地域主体で避難所運営 指針作成し日頃から学校と連携

東京都八王子市立由井第三小学校(白石貴志校長、児童数300人)は、学校運営協議会、PTA、地域の町内会などと協働。地域避難所自主運営組織を設立し、市内初となる、地域が主体となった大規模災害時の学校避難所開設や管理運営手順などを示した指針を作成した。平時から学校と連携し、地域ぐるみで円滑な有事対応を図る体制も整えている。

同校は、地域運営学校として、地域との連携を重んじた教育活動や体制づくりに力を入れている。その中で、大規模災害時の避難所開設や管理運営を地域が主体になって進めようと、地域避難所自主運営組織を立ち上げた。

この組織は、施設管理者としての学校長をはじめ、学校運営協議会、PTA会長、おやじの会代表、小学校区の町内会長などで構成。大規模災害発生時には、地域の関係者が集い、市の担当者と連携しながら、学校の避難所開設、受け入れ、運営を担う。町内会ごとの受け入れ体制を工夫し、避難所の環境整備や避難者への生活ルールの伝達などの役割も果たす。

平時は、定期的に学校を訪れ、訓練や情報交換を進める。避難者を誘導する表示看板の作成と確認、判別しやすいよう町内会ごとの旗も作り、有事の対応確認などを行う。トラブル軽減のために体育館の区割りなども考える。

一連の有事対応方針と体制づくりによって、避難所となる学校関係者には、施設管理者としての役割を中心に担ってもらいながら、地域の安全は地域が主体になって進める状況を構築している。

災害発生時に対応の混乱を来さないよう、平時からの交流を大事にし、互いの役割を共有している。関係者の顔が見える関係づくりも大切にする。

具体的な指針づくりなどを進める連携体制は、市内で先駆的。今後、市内の他地域にも広げたい考えだ。

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