危険な目に遭った児童1割 興味・親切系の誘いに注意

「クラスの児童が危険な目に遭ったことがある」と、担任教員の1割が回答。時期と場所は「7月~9月」「下校中」「路上」で、声掛けや連れ去りなどの被害が集中していた。巧みにかけてくるのは、興味や親切心をそそる誘い文句――。

全国の小学生を対象に出前防犯授業「ALSOKあんしん教室」を行っているALSOKが、この授業を実施したクラスの担任教諭を対象に実施したアンケートから、そんな結果が明らかになった。

調査は、昨年9月から今年3月にかけて実施。349人から回答を得た。

それによれば、児童の防犯ブザー所持率は「クラスの全員が所持している」が1、2年生で63.2%。5、6年生になると23.0%。高学年になると所持率は低下し、壊れたり紛失したりしたケースが少なくない。

「担当しているクラスの中で、過去に危険な目に遭った経験がある児童がいるか」では10.6%が「いる」と回答。「どのような被害か」では37.8%が声かけによって連れて行かれそうになったとしている。

この声かけについてALSOKは、その内容から、「興味系」や「親切系」「ハプニング系」などと分類。犯行の際によく使われる誘い文句は興味系と親切系が多く、両者ともそれぞれ28.6%を占めていた。

具体的には、興味系は「ペットを見せてあげる」や「タレントにならないか」など、子どもが興味や好奇心をそそる内容。親切系は、「迷子の犬を一緒に探してくれないか」や「駅まで案内して」などと、子どもの親切心につけ込む手口。

子どもたちに注意喚起を呼びかける際に事例として良く挙げられる「お母さんが病院に運ばれたから一緒に行こう」など動揺させて平常心を奪うハプニング系の手口は、7.1%と意外と低かった。

被害にあった時間帯で多かったのは「下校中」67.6%、「外出中(日没前)」29.7%。場所は「路上」67.6%。被害に遭った時期は「7月~9月」が40.5%を占めて最多だった。日没が遅く、外で遊ぶ時間が長くなる夏季に向けて、家庭でも子どもと一緒に防犯や不審者対策について確認が必要だ。

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