いじめの追跡調査と防止方針が冊子に 国研が配布

いじめ冊子の説明をする国研の杉野剛所長(右から2番目)ら
いじめ冊子の説明をする国研の杉野剛所長(右から2番目)ら

国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センターは7月21日、文科省でいじめ防止の取り組みを推進する資料を公表した。いじめ問題に取り組んでいる学校関係者向けに配布される。

冊子は、①「いじめ追跡調査2013-2015」②「どのように策定・実施したら、『学校いじめ防止基本方針』が実効性のあるものになるのか?」――の2冊。

①は、平成25年から平成27年までの3年間、計6回の調査結果を中心にまとめている。平成16年度以降の日本のいじめの実態を、欧米の調査と比較しながら分析。最近のいじめの傾向などの記述も。

②は、2つの中学校区で小中が連携して「学校いじめ防止基本方針」の策定や実施に取り組んだ成果を収載。同方針の策定・実施のポイントが分かりやすく解説されている。教職員の合同研修の様子やいじめが起きにくい学校づくりなどの記述が盛り込まれているため、学校現場で応用できる。

同冊子は7月末に、各都道府県・政令指定都市教委、市区町村教委、国公私立小・中・高校に配布。同研究所サイトにも掲載される。

同センターでは、各学校現場が直接に収集するのが困難なデータを各学校や教委等に代わって収集・蓄積。継続的ないじめの追跡調査を実施している。

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