福島県教育長らが要望書教育復興の継続的支援を

馳文科相に要望書を手渡す鈴木福島県教育長(左)
馳文科相に要望書を手渡す鈴木福島県教育長(左)

鈴木淳一福島県教育長らが7月27日、文科省を訪れ、双葉郡の教育復興に向けた要望書を馳浩文科相に手渡した。馳文科相は「全省を挙げて支援していく」と力強く語った。

要望書では、東日本大震災から5年以上が経過していながら、いまだに県内で避難生活をしている児童生徒がいると指摘。学習面などを支援する教員の加配措置の継続を訴えた。加えて、ICT支援員などの専門人材の充実を求めた。

現在でも同郡(大熊町や双葉町など6町2村)周辺の市町村では、避難指示が解除されていない。こうしたなか、解除された際の、学校再開の支援として施設のための財政支援のほか、教育実践のためのハード、ソフト両面の支援を要望した。

また復興支援の一環で昨年4月に開校した「ふたばみらい学園高校」が平成31年度から中学校を併設する予定となっており、さらなる予算措置や教員加配を求めた。

このほか、被災児童生徒への就学支援の拡充や教育相談の充実なども訴えた。

馳文科相は鈴木教育長に「学校は災害拠点となる。復興に向けて学校のなかに公民館を建設してはどうか」と提案。

これに対して教育長は「学校と地域とが一体となっていく必要があると感じている」と賛同した。

文科相との会談には、武内敏英大熊町教育長や矢内賢太郎楢葉町教育長らも同席していた。

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