広域通信制高校で骨子案 質の確保・向上を目指す

活発な意見交換を求めた義家文科副大臣
活発な意見交換を求めた義家文科副大臣

広域通信制高校の質の確保・向上に関する調査研究協力者会議は7月28日、都内で第2回会合を開いた。

事務局が、高校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン骨子案を提示。年間指導計画の適切な作成、スクールカウンセラー(SC)やスクールソーシャルワーカー(SSW)の配置および活用等についての記述が盛り込まれた。

会議には、義家弘介文科副大臣も出席。冒頭で「広域通信制高校の質の面と在り方の面について、活発な意見交換を」と述べた。

骨子案では、①学校の管理運営に関する事項②教育指導に関する事項③施設・設備に関する事項――の3つの柱を提示。前回示されたイメージ案から「所轄庁における指導監督」の項目が削られた。

教員免許状を取得している教員による添削指導や面接指導、特別な配慮を要する生徒への支援の充実などについて検討していく。

千葉県教育庁教育振興部指導課教育課程室の西野将司指導主事は、基礎学力に不安を抱える生徒の存在にふれ、「生徒と教員が毎日顔を合わせるわけではないため、教員がきめ細かい指導を行う必要がある」とし、教員研修の充実を求めた。

全国高等学校通信制教育研究会の賀澤恵二会長は「SCやSSWの配置は、学校として当然行うべきである」と述べた。同会長からは「広域通信制高校の矛盾点をガイドラインによって正したい」との意見も。
事務局は所轄庁に対して「このガイドラインを基に、指導監督していただきたい」と述べた。ガイドラインをどう取り扱っていくかは、今後検討していくという。

同会議では、大阪府教育庁私学課や茨城県高萩市の第一学院高校、北海道芸術高校の各担当者からのヒアリングも実施。広域通信制高校への対応や、各学校の概要などが説明された。

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