川遊びで自然を楽しみ生きものを学ぶ 有事対応にも

指導者が見守る中で川の流れを体感
指導者が見守る中で川の流れを体感

国交省関東地方整備局、川崎市などによる多摩川流域協議会は、7月26、27の両日、小学生を主対象にした「夏休み多摩川教室」を同市の多摩川河川敷で開いた。子どもたちが地域の川の流れを体感し、有事対応の力を磨いた。生き物調査と観察コーナーも設置し、河川の自然や生きものの生態に理解を深めた。

同教室は、子どもたちに多摩川(一級河川で山梨県・東京都・神奈川県を流れる多摩川水系の本流)の自然に触れてもらいながら、自然環境や生態系、治水事業に理解を深めてもらおうと開催している。たくさんのアクティビティーと体験教室が用意された。

川遊び体験教室では、ライフジャケットを着用し、多摩川の流れを実際に体感させた。指導には、NPO法人多摩川センターのスタッフが当たった。子どもは浅瀬で両手両足を大きく広げ、全身に水流を感じながら流れを楽しんだ。流れを身をもって体験する中で、事故の際にも落ち着いて対応できる力の育成を図っている。

川の中の生き物調べでは、網を手に川底の石をひっくり返し、トビケラの幼虫やザリガニなどを捕まえた。河川敷に設けたブースでは、多摩川に生息するウグイやオイカワ、ミナミテナガエビなどの生き物ボードを掲示。子どもたちは自分の捕った生き物と比較していた。

生き物を詳細に観察できるよう顕微鏡も用意。微生物も数多く観測でき、子どもは「プラナリアを見つけた」「すごく動いている」などと歓声をあげた。

町にきれいな水を届ける「下水道の仕組み」を解説するブースも設置。下水処理場では、ツリガネムシや緩歩動物のクマムシなど、数十種類の微生物が汚水を浄化する役割を果たしているなどと説明。子どもたちは普段の生活で使っている水道水が微生物の活躍で飲める点などを、興味深そうに学んでいた。

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