子ども同士をつなぐ横の糸が重要 特別活動の役割語る

特別活動が果たす役割について語られた
特別活動が果たす役割について語られた

全国特別活動研究会は8月1日から2日まで、第60回全国特別活動研究協議大会の東京大会を国立オリンピック記念青少年総合センターで開催。初日は、文科省初中教育局の安部恭子教科調査官による講演や、児童生徒による発表などを実施した。同研究会の60周年を記念して「特別活動の未来を語る」をテーマに鼎談も行われた。

鼎談で登壇したのは、杉田洋國學院大學教授、合田哲雄文科省初中局教育課程課長、長沼豊日本特別活動学会会長ら3人。この中で杉田教授は「学級経営では先生と子どもをつなぐ縦の糸だけではなく、子ども同士をつなぐ横の糸も大切にしていく必要がある。特別活動の役割は、この縦の糸と横の糸を作ること。共に苦労を乗り越えることで関係性を築ける。両方の糸を大切にしていく必要がある」と述べた。

合田課長は「縦の糸だけで学級での問題を解決するのは難しい」と指摘し、同教授に賛同した。

長沼会長は自らが大学で実践した内容にふれ「共同作業をすることにより、横の糸ができる」と話した。

同会長は、特別活動が子どもたちに与えるものとして、▽連帯感▽達成感▽有用感▽所属感――を挙げ、「『感』が人を動かす」と語った。「失敗しながら学んでいくのが大切」という。

同大会は、第8回関東地区特別活動研究協議大会の東京大会と同時開催。「豊かな心とたくましく実践する力を育てる特別活動~諸問題を見つけ、その解決に向けて主体的・協働的に取り組む集団活動の想像~」を主題に開催。

2日目は、基調提案や実践提案、指導講評などが行われる。

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