安全マップづくりに向け指導冊子 都が全小学校に配布

危険を予測し回避する能力を育てるための指導マニュアル
危険を予測し回避する能力を育てるための指導マニュアル

東京都は、子ども自身が犯罪被害防止能力を高めていけるよう「地域安全マップ」づくりを推奨。学校で同マップづくりを生かした授業を一層推進してもらおうと、小学校教員向けに「地域安全マップづくり指導マニュアル」(A4判、16ページ)を作成し、都内全小学校に配布した。

同マップは、町で犯罪が起こりやすい場所を、風景写真を織り交ぜて解説した地図。子どもたちが自分の住む町を巡りながら、犯罪者が侵入しやすかったり、第三者から見られにくかったりする危険な場所を知り、マップにまとめる。作成を通じて、子どもたちが犯罪が起こりやすい場所を自分で判断し、警戒や危機回避の力を育むのを目指す。

指導マニュアルでは、小学校の教育活動で同マップづくりを効果的に進めていくための流れや指導方法、授業指導案を掲載。活用例として、総合的な学習や特別活動、4年生社会科の単元「地域の人々の安全を守るための諸活動」「身近な地域の様子」との組み合わせを示す。

指導の流れとして、▽準備作業▽事前学習▽フィールドワーク▽マップ作成▽発表会――という視点も分かりやすく説明する。事前学習では「危険予測に必要なのは『人』ではなく『場所』だと教える」「危険な場所は『入りやすく』『見えにくい』所」と指導のキーワードを指摘。そういった場所の例としては、樹木に囲まれた公園や駐車場など、写真を交えて解説する。

教員がすぐに授業に取り入れられるよう、想定時間に応じた指導案や教材として使えるイラストシートも掲載。同マップづくりの実践が学校でさらに促進されるのを願っている。

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