給食テーマに独自の資料作成 埼玉県で親子統計教室

調査からまとめに至る流れを体験した
調査からまとめに至る流れを体験した

埼玉県統計課は、夏休み中の小学生とその保護者に、統計的な考え方と表現力を深めてもらおうと、「親子統計教室」を県内2会場で開催。8月4日には春日部市の同県地方庁舎で実施した。参加者が給食をテーマに5項目の調査をして結果を集計。棒グラフや円グラフなどを使ったオリジナルなまとめを作成した。

同教室の春日部市会場には、県内小学校3~4年生と保護者の20組40人が参加。指導にはさいたま市と戸田市の小学校教員が携わった。前半は、統計の基礎知識とグラフ作りを学習した。

講師は、統計とは、2つ以上の人、物、出来事などについて調査内容を数値で表し、関係性をとらえようとするものと説明。正しい統計に必要な要素として「いつ、どこで、誰の、何が」という視点を押さえた集計やまとめが大事になると話した。47都道府県の中で同県の面積や人口の順位を考える問題にも挑戦。児童は答えを知る中で、自分たちが住む地域のさまざまな理解のために統計が大いに役立っている点を学んだ。

各種グラフのまとめ方では、数を示す単位のマークを統一する、棒グラフでは、それぞれの棒の幅を同じにして等間隔で表すなど、分かりやすい記述の注意点をアドバイスした。

後半は、前半の講義を参考に、親子でオリジナルの統計グラフづくりに取り組んだ。テーマは給食について。▽好きな献立▽食べ始める時間▽好きな主食とデザート▽おかわりするか――という項目で、全参加者にアンケートを実施。みんなで集計結果を確認した上で、3項目をそれぞれ選択し、まとめのグラフ作成に向かった。

児童は保護者と話し合いながら、各項目のデータをどのようなグラフで示すのがよいか、頭をひねった。ある親子ペアは、おかわりの状況を、頻度ごとに色を変えた色紙を使って円グラフ化。好きなデザートの結果は、該当するフルーツポンチや冷凍みかんを模した単位マークを自作し、カウント表示した。棒グラフを縦と横版で作成、各項目を一目で比較し見やすくする工夫などもあった。

最後には参加者全員でそれぞれの統計まとめを見合った。共通の調査データを使っても、多種多様なグラフで表し、まとめられるのを楽しんだ。親子や参加者同士の学び合いを通じて、統計への興味関心を深めるきっかけとなっていた。

関連記事