思いを素直に伝える大切さ語る 林家たい平さんが登壇

自身の経験を織り交ぜて講演する林家たい平さん
自身の経験を織り交ぜて講演する林家たい平さん

文化庁と埼玉県教委、さいたま市教委が主催する平成28年度東日本地区国語問題研究協議会の埼玉大会が8月4、5の両日、さいたま市内で開催された。文化庁からの施策説明や「表記」「言葉遣い」「読書」に関する発表などがあった。

落語家の林家たい平さんは「笑顔のもとに笑顔が集まる」をテーマに講演した。「心と心のふれあいの中では、思ったことを取り繕わずに伝えるのが大切」と語った。

たい平さんは、受け身な子どもたちが、誰かが発信したものを見て自分も何かを考えた気になっていると指摘。「子どもたちの想像力を伸ばす必要がある。相手の気持ちを想像して行動すると、人を傷つけるような言葉を使わなくなる」とした。

児童生徒を前にしたときの話し方については、「一番後ろまで届けるのを意識して大きな声で話すとよい」とし「魂を込め、言葉を落とさないように」と話した。

話す内容を準備しすぎると言葉が流れてしまうため、聞いている方も流してしまうと指摘。「思いが伝われば、うまく話せなくてもいい。言葉の持つ力を信じて、たくさんの言葉を子どもたちと伝え合ってほしい」と話した。

自身の経験談も語った。テストを受けたときの答案に、他の生徒が書かないような答えを書き込んだ。教員から叱られると思っていたが、発想力を褒められたという。「ただバツを付けるのではなく、その回答からその生徒の良いところを見つけて褒めるのが大切」とした。

講演の最後には、落語も披露。会場は大きな笑いに包まれた。

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