海洋に関わる仕事体験で学習発表 将来の夢ふくらます

いろいろな発見や学びを発表した
いろいろな発見や学びを発表した

B&G財団が主催する「東京湾海洋体験アカデミー2016」に参加した小・中学生による学習発表会が、8月5日、横浜市の横浜情報文化センターで行われた。この日までの4泊5日の日程で、船舶や海上自衛隊、造船所や水産研究所などで体験を重ね、それらを通して学んだ内容や発見、驚きなどをプレゼンテーションした。海の仕事に携わる人たちは「すごくたくましくて優しい」「将来の夢がふくらんだ」などの感想を、子どもたちは堂々と発表した。

同アカデミーは、A、Bの2行程で実施された。この日、発表したのは、B行程に参加した、北海道から島根までの小・中学生43人。

体験学習は、夜光虫観察、貨客船氷川丸で操船シミュレーター・海図製作体験、海上自衛隊横須賀基地でタグボート体験乗船、造船所で溶接シミュレーター体験、海洋スポーツ、水辺の安全教室、ホタテの解剖など。

学習発表会では、班ごとに登壇。訪問先5カ所について、クイズを交えながら報告した。

「温暖化でマグロが食べられなくなるかも」「海運業でがんばっている船員さんたちがいなければ、日本には物資が入ってこない」「海上自衛隊の装備の値段に驚いたけれど、命を張ってみんなの安全や命を守っているのはすごい」など、新鮮な驚きや発見とともに、そうした人たちへの感謝の気持ちが表された。

また「理科や国語や算数を使って造船しているのを知った」「海の仕事が、私の将来の夢に加わった」など、教科学習やキャリヤ教育につながる意欲や関心を高めたとする感想も。

宮城県からの参加者は、「家の田んぼは津波に襲われた。近くで人が亡くなった。そんなたいへんなところに、海上自衛隊が宮城県に、水や食料を持ってきてくれた。救助や捜索活動をしてくれた。ぼくは、海の仕事を見て、いろいろなかっこよさを発見できた。海に関わっている人たちは、とてもたくましくて優しい。ぼくは海上自衛官になって、恩返しをしたい」と、将来に向けた思いと決意を力強く語った。

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