算数・数学で大いに遊ぶ 子どもに学ぶ楽しさ伝える

「そらとぶたね」の模型作りに熱中する子どもたち
「そらとぶたね」の模型作りに熱中する子どもたち

数学教育協議会が主催する第64回全国研究大会千葉大会が8月7日から9日まで、千葉工業大学で開催された。「子どもとつくろう数学の世界 学ぶ楽しさ・教えるよろこび」をテーマに、記念講演や校種別分科会などが行われた。

算数・数学おもちゃ箱では、折り紙やブーメランなどを、算数や数学の知識を使って制作。子どもたちは学べる遊びを50のブースで体験した。夏休み中の親子が参加し、会場は活気にあふれた。

「そらとぶたね(タネの不思議~飛ぶタネの模型をつくろう~)」のブースでは、植物のタネに見立てた模型を食器棚シートと牛乳パックを使って制作。子どもたちは、2つの羽が左右対称になるよう工夫し、ハンガーとゴムを使って空中に飛ばした。高く飛んだタネは、くるくる回転しながら落下した。

参加した小学校1年生の男子は「楽しかった。難しくないから簡単にできた」と笑顔で話した。

小学校3年生の男子は飛ばすのに苦戦。何度も挑戦し成功した時には、一緒に参加した弟から拍手をもらっていた。

子どもたちにタネの作り方を教えた千葉県市川市の昭和学院高校の草彅浩二教諭は、子どもたちとの交流に関して「子どもたちの楽しそうな笑顔を見られてうれしい。子どもが自ら考え、工夫していくのはすごい。輝いて見える」と語った。

同大会では、AMIサロンとして講座も実施。

北九州市立貫小学校の板垣賢二教諭は「ようこそ!イタケンの算数よろずや」をテーマに登壇した。47つのメニュー表を基に、受講者から興味のある項目を聞き、内容を教授。▽かけ算の記号(×)をビーム光線に見立てた授業▽野菜を使い、その食感で密度を考えてもらう――など、同教諭が実践した授業を再演した。そのユーモアあふれる講座に、会場は笑いと拍手に包まれた。

同協議会は、「すべての子どもが楽しく分かる算数・数学」を目指し、実践を積み重ねてきた。

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