道徳WGでまとめ案了承 高校にも道徳教育推進教師を

まとめ案が了承された道徳WG
まとめ案が了承された道徳WG

文科省の「考える道徳への転換に向けたワーキンググループ(WG)」は8月16日、小・中・高校での道徳教育の在り方についてのまとめ案を、大筋で了承した。特に高校では、中核的な指導場面に新科目「公共(仮称)」などを挙げた。さらに、小・中学校に置かれている道徳教育推進教師を、高校でも任命するよう求めた。

まとめ案では、道徳のための特別の時間を設けていない高校では、新科目で共通履修科目である「公共(仮称)」と選択科目である「倫理」などを中核的な指導場面と位置づけた。道徳的な諸価値の理解を基に、自分自身の選択基準や判断基準を形成するなどの道徳性を養うとの学習要素を掲げた。

さらに、全体計画に基づく道徳教育のカリキュラム・マネジメントを担う道徳教育推進教師の任命を求めた。指導方法としては、校長のリーダーシップの重要性を挙げた。

学教法施行規則の一部改正と現行学習指導要領の一部改正に平成27年度から先行実施された小・中学校の「特別の教科 道徳」(道徳科)については、特別活動や社会科などの各教科を通じても、「道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる」とした。学習の要素の一つに道徳的諸価値の意義とその大切さを理解するなどとした。

小・中・高校で共通で身に付けるべき資質・能力としては「自立した人間として他者とともによりよく生きるための基盤となる道徳性」を示した。

まとめ案は、今月19日に開かれる教育課程企画特別部会で、さらに審議される。

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