風力発電機の効率上げる SSHの最優秀研究に

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会で、福岡県立香住丘高校が、最優秀の文部科学大臣表彰を受けた。同校の研究では、飛行性能を向上させるメカニズムを風力発電機に応用し、発電効率を上げるのに成功した。

発表会は、文科省と国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が、8月10、11の両日に、神戸市の神戸国際展示場で開催。SSH指定校と過去に指定経験のある学校の生徒が、それぞれの研究について発表した。

202校の参加者は、10日にポスター発表を行い、審査員によって選ばれた6校が11日の全体会で口頭発表を行った。その結果、最優秀の同校のほか、優秀な研究を行った兵庫県立加古川東高校、同神戸高校に国立研究開発法人科学技術振興機構理事長賞、ほか3校に審査委員長賞が贈られた。

香住丘高校が取り組んだのは「水平軸回転飛行物体の飛行性能の向上に関する研究―風力発電機への応用を目指して」。先輩たちから引き継いだ研究の深化に挑戦した。

空気抵抗の低減についての探究から、一般的な風車の羽(水平軸回転飛行物体Xジャイロ)の周りを、「風レンズ」と呼ばれる帽子状の部品で囲み、空気の吸い込み量を大きくした。さらに、風レンズ内部には、ゴルフボールにも施されている「ディンプル」と呼ばれるくぼみを設けることで(乱流を発生させ、気流の物体表面からの剥離を防ぐ)、通常の一般的な風力発電機を模した模型に比べて、同じ風速のもとで2倍以上の電力を得るのに成功した。

ディンプルがある風レンズ風力発電機模型は、ないものに比べて、1.2~1.5倍の発電量を記録した。

今後は、風力発電の高効率化への応用を目指すとしている。

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