中高生が地域の魅力伝えるCM制作へ 伝える術学ぶ

食や人など多様なアイデアを提案
食や人など多様なアイデアを提案

東京都国立市は、中高生の視点で同市の魅力を動画CMにまとめる「くにたち発・中高生CMプロジェクト」を8月初旬から9月にかけて実施している。8月18日には、同市役所で大学生のサポートを受け、取材動画の編集に力を注いだ。
伝えたい映像の絞り込みに悩みながら、効果的なテロップやナレーションを加え、5分ほどの作品完成を目指した。

この日、講師を務めたのは、同市子ども家庭部児童青少年課の庄司沙絵主事。同市在住、在学の中学生6人、高校生1人が参加した。各自がこれまでに市内を巡って収録した動画をパソコンとソフトを使って編集する作業に取り組んだ。作品のテーマは、食や人、歴史、自然などと多様。同市に住んでいながら知らなかった隠れた魅力や良さを伝える内容がいっぱい。

生徒の1人は「静かな東京でお茶を飲みませんか」という仮タイトルで作品を制作。都心の喧噪を離れた同市内の喫茶店の魅力を訴える。着目したのは大学生が経営する店。“おすすめメニュー”のガパオライスや学生店主へのインタビュー、落ち着いた店内の様子などを収録している。店の良さや温かさを視聴者にしっかり伝えたいと、複数の来客の声を盛り込みたいなどと語った。

「国立ならではのおいしさを五感で味わう」というCMでは、市内にある丼チェーン店などに注目。今や全国展開の同チェーン第1号店が同市で生まれた点を示し、店長の気さくな人柄と抜群の味を伝えようと内容を吟味。味覚だけでなく、心の落ち着きを得られる場所として南養寺も取り上げた。生徒がふだんからよく訪れる“お気に入りの場所”でもある。

講師は「自分が聞いておもしろいと感じた内容だけに絞り込もう」と助言。取材動画は1時間を超えるものが多く、5分の作品にするための絞り込みに、どの生徒も頭を悩ませた。

この日以前までには、ビデオ作家の小林はくどうさんから「映像メディアとは」などの基本的なレクチャーを受けている。9月の完成と上映会を目指す。

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