IASL世界大会が日本初開催 学校図書館の発展に向け

開会式では各国旗が1つに集まった
開会式では各国旗が1つに集まった

第45回IASL(国際学校図書館協会)世界大会が8月22日から26日まで、東京都千代田区の明治大学駿河台キャンパスで開催。「デジタル化時代の学校図書館」をテーマに、初日は基調講演や分科会などが行われた。さまざまな国・地域の学校図書館教職員や学校教育関係者が参加。開会式では、日本の伝統的な音楽である雅楽が披露された。

開会式に出席した義家弘介文科副大臣は「IASLの国際大会が日本で初めて行われるのは、大変喜ばしく、記念すべきこと。文科省としては、学校図書館のさらなる充実に努めていきたい」と語った。

講演では、山梨県立図書館の阿刀田高館長が登壇し、図書館の在り方について話した。

同館長は「本当に本を愛し、読書を愛し、本をよく知っていて、子どもたちへの目配りがちゃんとできている、そういう人が図書館にいるのが大切」とし「本の質や量、環境整備ももちろんだが、図書館で最も大切なのは人である」と強調した。

日本の言葉遊びについてもふれ、「言葉遊びを通して子どもたちに日本語への関心を持ってもらう。それが、読書への関心を生む」と語った。

また「本には、読み返しによって新たな発見がある」とも。

2016IASL東京大会組織委員会の銭谷眞美委員長は、東京での開催について「大変大きな喜び、大変名誉」と話した。
またIASL会長のディリジット・シン博士が、雅楽について感想を述べる場面も見られた。

IASLは、1971年に、学校図書館活動の世界規模での促進を目指して創設。その翌年から毎年、大会やフォーラムを開催している。

同大会の今後のプログラムとして、アルバータ大学名誉教授のダイアン・オバーグ博士による講演や分科会、IASL地域会議などが行われる。

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