学生の発想で食育プロジェクト 幅広い世代が学ぶ

多くのアイデアが提案された
多くのアイデアが提案された

さいたま市は、市内の幅広い世代が食への学びを深める「食育を実践しようプロジェクト」を推進している。自由な発想や企画を学生から出してもらいながら進めている。今年度第1回のオリエンテーションを8月19日に同市保健所で開いた。集まった学生は、市の食育が目指すポイントに理解を深めながら、大学の学園祭での子ども企画や世代に応じた活動内容を話し合った。

オリエンテーションには、同市在住・在学の大学生21人が参加。講師は同市保健福祉局保健部健康増進課の大久保裕美管理栄養士など。平成25年度から5年間で進めている市の第2次食育推進計画の目標、これまでの同プロジェクト活動の解説などを行った。

同計画では「さ・い・た・ま・し」の語呂を合わせ各年度の食育重点目標を設定。今年度は「まごころに感謝して食べる」を掲げ、自然の恵みや調理してくれる人などへの感謝を育むのを目指す。大久保さんは、この目標と合わせて「共食、朝食、協働」による食育を推進したいと、学生たちに説明した。

昨年度の同プロジェクトでは、市内の児童センターで野菜を題材にした紙芝居などを上演。幼児に紙芝居に登場した実物の野菜に触れてもらった。保護者に幼児期の食事や間食について解説し、親子で食に親しみ、理解を深める機会とした。

一連の目標や取り組みを参考に、学生たちは、秋に埼玉大学の学園祭に出展する食育ブース企画を検討した。グループ協議を経て、果物や魚など食材の影絵を見せて該当する札を取る子ども向けかるたなどの実施を決めた。

年度末の実施を目指して、乳幼児、学齢期、成人、壮年・高齢期の世代別活動企画も話し合った。学齢期グループでは、残菜の行方、食材が生産され食卓にのぼるまでの経過を示す出し物などを構想していた。

学生は、市の食育目標を意識しながら、各世代にふさわしい食育プログラムを創り出そうと頭をひねっていた。今年度いっぱいをかけて企画協議、準備、実施を進めていく。

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