いじめ自殺防止で共同宣言 いのちはリセットできない

NPO法人ユース・ガーディアン(阿部泰尚代表理事)は8月23日、緊急共同宣言として「いじめ自殺防止のための共同宣言」を発した。夏休み明けの9月1日前後に、子どもの自殺が急増する実態が内閣府の調査で明らかにされており、これを防ぐのがねらい。

「いのちはリセットできない。逃げる場所は必ずある。逃げよう。私たちは必ず、その勇気に報いるサポートをする」――とメッセージを贈っている。

共同宣言の発起人は、阿部代表理事(T.I.U.総合探偵社代表)。いじめや不登校問題への対応で実績のあるNPO法人など9団体が名を連ねている。

学校以外に相談できるところや逃げる場所があるのを広く知らせ、子どもの自殺を抑止するのを願っている。

発起人として同代表理事は、「共同宣言後も、この宣言に賛同する団体や研究者など、広く賛同者を募りたいと考えている」としている。(教育新聞本紙では、いじめの発見と解決のあり方に焦点を当てた阿部氏による連載を近く始める)

「いじめ自殺防止のための共同宣言」全文は、次の通り――。

学校に行きたくなかったら、行かなくても良い。学校は行かなくてはいけない場所ではないから、君にとっての地獄なら、行かなくていい。うまく説明できなくてもいい、泣いてもいい、ただ、教えてほしい。何があったのか? 何が起きたのか? もし、今、話すことがつらかったら、話せる時まで、私たちは待ちます。

命はリセットできない。想像してほしい。君がいなくなってしまったら、君の大好きな人たちは、どれだけ悲しむか? 君をいじめていた人たちは反省するのか? 守れなかったと悔やむ大人や友だちはどれだけいるのか?

きっと、いじめが自殺の原因だったと、なかなか認めてもらえない。誰も罪を償わない。しばらくすれば、忘れられてしまう。

ならば、逃げよう。逃げる場所は必ずある。逃げる場所がわからなかったら、きけばいい。

もしも、君が戦うのなら、このイジメ撲滅宣言に賛同した全ての団体と全ての人たちが、君を徹底的にサポートする。

もしも、君が逃げるなら、このイジメ撲滅宣言に賛同した全ての団体と全ての人たちが、君の逃げ場を探す。

私たちは、君が声をかけてくれないと、君を見つけ出すことはなかなかできない。だから、教えてほしい。私たちは、君の話を聴く。私たちの中には、君の元へ駆けつけて、直接助ける人も団体もある。

だから、ちょっとだけ勇気を出して、連絡してほしい。

近くにいる大人にでもいい。相談してほしい。

もしも、イジメが近くで起きているなら、教えてほしい。イジメられている本人が、声をあげられないかもしれないから、声をあげられる人は、声をあげてほしい。一人では大変なら、私たちに連絡してくれればいい。

必ず、その勇気に報いるサポートをする。

 

あなたへのお薦め

 
特集