地域連携の取り組みを発表 高校生が小中で活動も

地域性を生かした8テーマの実践が発表された
地域性を生かした8テーマの実践が発表された

相模原市教委は、市内で教育に関わるさまざまな立場の人が集い、子どもの健全育成について話し合う教育研究発表会を8月23日、市民会館や教育会館などで開催した。8テーマの実践を発表。地域性を生かした子どもの育成を考える分科会では、PTAと学校が連携した取り組みを報告した。生徒が地域の担い手として活躍するイベント運営や地域と推進する参加型環境学習などもあった。

同市立内郷中学校PTAの福本寿、林美津則、西島康水、原島千賀子さんは、PTAが関わりながら、生徒が地域の担い手として成長する実践を発表した。

活動には、同校の教職員とPTA役員、地域の有志で結成する「ふれあいホリデー」組織が活躍。教職員が地域と手を携えながら中学生が地域の行事や活動に積極的に参加し、自主的な活動を促進するのを目指した。

地域のサマーフェスティバルでは、教職員と生徒が模擬店を企画し運営を担った。市民レガッタ大会にも、同ホリデー組織と生徒が連携して参加。生徒はボート競技を楽しみながら、地域との関係や一員としての自覚を深めた。

県立上溝南高校は、県教委からの研究指定「地域連携教育」を踏まえた実践を近藤尚教諭が話した。

同指定は、他校との連携や地域の教育力を生かした効果的な教育活動の研究を目指すもの。同校では、生徒の科学への関心と素養を高め、自主的な活動を促進するサイエンス・フレンドリー・プログラム(SFP)に力を入れている。実践では、同プログラムと同指定を見据え、地域と交流を深める自然観察会や科学講習会を進めた。

同校敷地内の樹木剪定で出た枝葉をウッドチップ化し、校庭の隅に蓄積。カブトムシの産卵と生息の場所を生み出しながら、近隣の小学校と連携した観察や採集会につなげている。横浜市立大学と協働し、身近な素材を使った科学実験講座を行ったり、近隣の中学校に高校生が出向き、中学生への学習指導ボランティアを経験したりしているなどと述べた。

その他の分科会では、▽輝く子どもの姿を目指した授業づくり▽共通のビジョンで子どもを育む組織の力▽一人ひとりの育ちをつなげて見守る支援教育――などのテーマで実践提案と意見交換があった。

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